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草団子

どうもどうもです。

制作小さいです。 

この名前、小さいですが、

別で仕事をしている都合、

ネットの海に流すときはこれにしているのですが、

今更ながら形容詞を無理やり固有名詞化させているのが、

日本語への反乱みたいでなんか気に入ってきました。


雑多な話になりますが、

最近は映画をたくさん見よう期間に入っておりまして、

なんだかんだ一日一本くらいのペースで映画を見るようにしております。

あんまり映画自体詳しくないので古今東西、

有名なモノやら評判の高いモノやら、

好きなあの人が出ているモノやら、

とりとめもなく見ているのです。

 

そんな折、ある女友達と映画話になりました。

おすすめの映画をなんとなく語り合ってたのですが、

彼女が好きな作品として話題に上げたのが

「マンマ・ミーア!」でした。

 

見たことがない方にあらすじを説明します。

 

メリル・ストリープが演じる主人公ドナと

アマンダ・サイフリッド演じるドナの娘のソフィは

エーゲ海の島でホテルを経営しながら暮らしていました。

 

ある夏の日、ソフィの結婚式が明日に迫り準備に追われて島中大賑わい。

そんな中ソフィは母ドナの日記を盗み読みし、

正体不明だった自分の父親候補が3人いることに気づきます。

ソフィは誰にも内緒でその3人を自分の結婚式に招待します。

ヴァージンロードを父親と歩きたいと願ってのことでした。

きっと会えば誰が父親だとわかると信じて。

 

最初私が見た時の感想は「この子ヤベェやつだな(笑)」でした。

誰が本当の父親かわからないのにその3人を招待し、

しかも誰にも告げずに、

混乱が起きることは必至です。

結果は予想通り、母ドナはパニック、

父候補3人もなぜ自分が招待されたかわからずに混乱、

挙句3人ともが自分を父親だと思い込んでしまうしまつ。

ソフィも参ってしまいます。

参ってしまうシーンを見たところで「そりゃそうなるわ」という風にしか

思えませんでした。

 

エーゲ海の風景、ロマンチックな空間、

なによりもABBAの名曲の数々にのせたナンバーは圧巻であり、

記憶に残る作品でした。

しかし、私が物語に持ったイメージはむしろマイナスと言ってよかったです。

 

私の失敗は、この映画笑顔で勧めてきた友人に

「見た見た!あの女の子がヤバイやつ!」と言ってしまったことでした。

この一言で友人の笑顔が消えました。

確かに男性視点だとそういう感想かもしれないねと言われてしまいました。

この一言を大変悔いております。

 

私が考えなしに所感を伝えてしまったというのは反省点としても、

物語に対する認識のずれは人の主観によって起きてしまうものです。

今回は一生に一度のバージンロードをどうしても実の父親と共に歩きたい、

という女の子の願いを私が共感できなかったからであり、

混乱を起こしてまで父親に会いたいという気持ちを理解できなかったからです。

 

このような経験を「東京物語」でもしたことがあります。

田舎から上京してきた両親を、

実の息子夫婦は冷たく扱うが、

ただ一人、亡くなった末っ子の妻だけが手厚く歓迎をしてくれるという話です。

私はこの映画に強く感動を覚えましたが、

友人は「あの胸糞悪い映画」と例えました。

話を聞くと「実の両親をあんな風に冷遇するなんてひどい」と思ったそうです。

確かに、それは私になかった視点でした。

 

これらの経験が物語と向かう際の視点について、

考えさせる要因となりました。

物語への視点はそれに出会う環境、場所、体調、年齢、男女、

ものにも左右される大変あやふやなものです。

しかも、たった一つの視点が「?」観た瞬間、

その物語自体へ大きなマイナスをつけてしまう嫌いもあります。

その逆もまたしかりで、ひとつの大きな評価点が、

物語の評価自体を大きく押し上げることもあります。

 

そう考えると世間の評価なんて、なんと脆いものでしょうか。

評価が高いというのも視点の一つになってしまうのがまた危険です。

 

そして今回私が視点として一番敵だと認識したのは

「現実」でした。

どうしても物語と向かう時に現実の視点を捨てられず、

それは無理だろう、

その流れは無茶だろう、

その言い方は無配慮だろう、

様々な現実が物語の矛盾を突いてきて、

純粋に物語を楽しめなかったという感想を持つ機会が

増えてきてしまいました。

きっとその矛盾は物語を彩るために必要不可欠なものだったはずですのに…

 

敵と言ってはいますが、

決して捨てて良いというわけでもないんだろうな、

と思えるのがまた難しいです。

作り手の見て欲しいように見える視点スイッチみたいのがあれば、

きっと世の中は感動の嵐しかないんでしょうね。

なんというディストピア。


雑多すぎて締め方がわかんなくなりました。

今後もたくさんの作品に触れていきたいなあという次第です。

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プロフィール

guizillen(ギジレン)

Author:guizillen(ギジレン)
guizillenとは?
2014年秋口に結成した手作り劇団。
メンバーは佐藤、門田、渡辺、片腹、オノ。
2014年末に第1llen
「センチメンタル・ジャーニー」でスタンディングオベーションに包まれて華々しくデビュー。
2015年5月に第2llen「非現実の王国」、2015年12月に第3llen「真鍮の月」にて着々とコアなファンを獲得している。2016年8月には第4llen「土木座」を満員御礼にて終了。12月には第5llenを公演予定。

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