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雑草 空蝉の術

こんばんは。汁なし担々麺です。
汁なし担々麺の食べ過ぎで慢性的なポンポン痛い痛いになったので最近は控えてます。佐藤です。
汁なし担々麺不足で発狂寸前です。
 
 
guizillenを立ち上げてもう少しで2年になります。が、未だ拭えぬ新人感。筋肉少女帯も俺たちゃ新人バンドよ。そう言ってました。ビートルズもGet Backと歌ってましたしね。ぼくらも負けじと10年後も新人バンドよ。恥じることはない。
 
こないだ拝見したYAX直線という劇団さんの公演のセリフにもありました。
「君は表現者になりたいのか?成功者になりたいのか?」「表現者になりたいのならもうなってる。成功者になりたいのなら…」
 
そうなんです、売れる売れないは二の次で、ぼくは芸術家になりたいんだった。
いや、芸術家にはもうなってる。
だからショックだったんです、子どもの頃から好きだった画家たちのことごとくが商売で成功せず、評価されたのは死後だったことが。
 
あー俺も餓死すんのかなー。売れないまま惨めに死んだりすんのかなーって、幼稚園のころに思った記憶があります。自分が芸術家だと信じて疑わなかったピュアボーイ。
  
そりゃあお客さんには喜んでほしいけど、それが第一かと言うと…。
ほらJPOPそんなに興味ないし。
 
生来の嫌われ者体質と無謀体質から、一回やったことはやりたくない性質で、毎度毎度悩みはするんですが、今回は特に悩んでます。こんなに難しい公演が今までにあったかどうか。
 
だけど悩むほどにぼくの芸術が暴れ出して、ぼくの理性の血管を引きちぎろうとしているのを感じるんです。だからやめられない。悩んで泣きそうになったり、吐瀉物撒き散らしそうな悪夢を見ても手放せない。演劇に夢中。恥ずかしい。
  
役者ってびっくりするほどみんな違う 生きもので、ぼくが想像してた絵ってなかなか描いてくれないんです。でも想像してた絵より楽しいものや、美しいものを描き出したりする。たまにね。そのたまにのためにお芝居がやめられない。
 
感動のラストもドンデン返しも、ラストミニッツレスキューもないけれど、まだ見たことのない風景を見せてくれ。見せてくれるだろ。
彼らに会いに来てください。
きっとあなたを裏切るでしょう。
 
土木座は8/17~8/21、SPACE 梟門で。
よろしくお願いします。

次女(都会)の土木座
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